文質彬彬 および 推薦盤凡例文質彬彬
(ぶんしつひんぴん)とは『論語』の雍也篇に、
質勝文則野 質、文に勝れば則ち野、
文勝質則史 文、質に勝れば則ち史。
文質彬彬 文質彬彬として、
然後君子 然る後に君子なり。とあるのによります。これを亭主なりに解釈しますと、
「質」とは、人間の内面的な質実・素朴さ、「文」とは人間の外面的な文雅・美麗さ。「野」は野蛮人、「史」は事務屋。「彬彬」とはほどよく調和すること。
すなわち、純朴も度が過ぎると野暮ったく、華美も度が過ぎると鼻につく。この両者がハーモニーを奏でてこそ真の完成者となれるのである。
という意味になります。
亭主自身もかくありたいと平生より念じていますが、果たして死ぬまでに実現できるでしょうか(無理でしょう…)。音楽も同じではないかと思います。亭主理想のモーツァルト演奏は、まさに「文質彬彬」たる演奏なのです。モーツァルトの楽曲自体が、既にしてそういう性格の音楽なのではないでしょうか。
これが亭主の推薦盤を紹介するコーナーを「文質彬彬」と名付けたゆえんです。
ちなみに、古典詩文でも『論語』以外滅多に使用しない「彬」という漢字ですが、それゆえに孔子お墨付きの有り難い文字として昔から好まれたようで、日本でも島津斉彬あたりが有名ですよね。現在でもけっこう人名に使われていて、「あきら」と読ませることが多いようです。某芸能人にもいたような気がしますが、その方が「文質彬彬」たる君子か否かはわかりません…。
以上をふまえまして、亭主がお薦めする「文質彬彬」たる音盤には、一目でわかりやすくするために簡易な記号を附すことにしました。いうまでもないお約束ですが、亭主による独断です。
銀蛇亭推薦盤 凡 例★:推薦盤いわゆる推薦に値する音盤。複数存在する場合もあれば、録音数が少なく、相対的に良い演奏が選択されている場合もある。
なかでも当面凌駕することが至難と思われる決定盤・必聴盤には
♪印を附すことがある(
★♪)。
▲:注目盤一聴する価値のある盤。個性の強い演奏、また歴史的、資料的価値を有するものも含まれる。
楽曲名等の表記について銀蛇亭においては、モーツァルトの楽曲名、および楽器名等の表記は、わかりやすさを考慮し、多く慣用によっています。
K(ケッヘル)番号を記す場合は、初版[1862]の他、必要に応じて第6版[1964]を併記しました。
『旧モーツァルト全集』(ブライトコップフ・ウント・ヘルテル社、1877〜83)における通し番号(第○○番)は、現在では正確さを欠きますが、なお一般には利用されておりますので、簡便に楽曲を指し示す場合、多く使用しています。通称・愛称についても同様です。
また、ジャンル名における「交響曲」や、楽器名における「ピアノ」のように、モーツァルト時代にあっては、必ずしも適当ではない呼称も、当亭ブログでは簡易を旨として、あえて使用しています。
以上、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 亭主
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
- 2008/02/22(金) 08:18:59|
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